Windows 10のサポートが終了しても、「使い続けられるなら、このままでいいか」と思っていませんか?
実は、サポート終了後のPCを使い続けることには、あなたの想像を超えるさまざまなリスクが潜んでいます。今回は、具体的なリスクと、多くの人が抱える疑問にお答えします。
1. サポート終了後、PCはどうなる?【具体的なリスク】
あなたのPCは、サポート終了後もすぐに壊れるわけではありません。しかし、以下のような深刻な問題に直面する可能性があります。
- ウイルスやマルウェアの温床に: Microsoftは、サポート終了後に発見された新たなセキュリティの穴を修正してくれません。これは、「泥棒が自由に出入りできる、鍵のかかっていない家」のようなものです。サイバー犯罪者は、無防備になったWindows 10のPCを狙って、個人情報の盗難や、ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)の攻撃を仕掛けてくる可能性が高まります。
- クレジットカード情報や個人情報が盗まれる: オンラインショッピングや銀行取引で個人情報を入力する際、通信が暗号化されていても、OSの脆弱性を突かれて情報が盗まれるリスクがあります。
- PCが重く、不安定になる: 新たなウイルスやマルウェアに感染することで、PCの動作が遅くなったり、フリーズしたりするなど、パフォーマンスが低下します。
- 新しい周辺機器が使えなくなる: 今後発売されるプリンターやWebカメラ、ゲーミングデバイスなどが、Windows 10に対応しなくなる可能性が高くなります。
- ソフトウェアのサポートも終了: Google ChromeやAdobeなどの主要なソフトウェアも、いずれWindows 10のサポートを終了する可能性があります。そうなると、ブラウザが使えなくなったり、お気に入りのソフトウェアが動かなくなったりするかもしれません。

2. よくある疑問と回答
Q1. ウイルス対策ソフトを入れていれば大丈夫?
A. いいえ、十分ではありません。 ウイルス対策ソフトは、あくまで「ウイルスを検出・隔離する」ためのものです。Windows 10のOS自体に存在するセキュリティの穴は、ウイルス対策ソフトでは防ぎきれない場合があります。
Q2. ネットに繋がなければ大丈夫?
A. はい、リスクは減ります。 しかし、完全にゼロにはなりません。USBメモリを介してウイルスに感染したり、PCに保存しているファイルが破損したりするリスクは残ります。また、インターネットに接続しないのであれば、PCを使うメリットも大きく失われます。
Q3. パソコンの動作が遅くなったりする?
A. はい、その可能性が高いです。 サポート終了後もOSのアップデートがないため、PCのパフォーマンスが徐々に低下します。また、ウイルス感染によって、PCの動作が著しく遅くなることがあります。
まとめ:安全なPCライフのために、今すぐ行動を
Windows 10を使い続けることは、想像以上に大きなリスクを伴います。
あなたのPCがWindows 11の要件を満たしているか確認し、アップグレードを検討するか、新しいPCへの買い替えを検討してください。
この情報が、あなたのPC環境を見直すきっかけになれば幸いです。
次の記事では、パソコンの売り方や廃棄方法について詳しくまとめております。
→Windows 10パソコンの廃棄・処分方法を徹底解説【損をしないために】



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